村田諒太 世界戦初挑戦で疑惑の判定負け!

5月20日に行われたWBAミドル級世界タイトルマッチ。日本プロボクシング史上初となる、オリンピック金メダリストの世界王者が期待されたが終始優勢だった試合はまさかの判定負け。後味の悪い試合となった今回のタイトルマッチを振り返る

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なぜ村田諒太の判定負け?疑惑の審判

試合内容は無駄にジャブを出す王者アッサン・エンダム。ジャブをことごとくブロックする村田。一方、手数は少ないながらも4回には鮮やかにダウンを奪った村田諒太。素人がみても有効打やブロックの精度は村田が勝っているように見えた。試合を支配していたのは村田だった。試合は12ラウンドまで続いて判定へ。だれもが村田の勝利を確信したと思う。しかし判定は2-1でチャンピオンアッサン・エンダムが勝利した。

村田所属事務の帝拳ジム本田会長のコメント

村田は作戦通り完璧にやった。負けは絶対にない。今までで一番ひどいジャッジ。こういう採点をされると、ボクシング全体の信頼が無くなる。

村田諒太の試合後のコメント

結果は結果なので第三者が判断すること。オリンピックが終わってから努力してきた集大成が今日だった。簡単にもう1回やりますという気持ちにはなれない。

この試合を組んでくれた方、ファンのために勝てなかったことが申し訳ない。もっと打つ場面があっても良かった。ダウンを取ったし、手応えはあった。(採点は相手の)ジャブを取ったということ。効いたパンチは一回もなかった。

それでも良い人過ぎ?村田諒太の試合翌日のコメント

お互いにベストを尽くせた。素晴らしい経験をさせてくれてありがとう。昨日は敵だったけど、今日は友だね。

日本中が疑惑の判定に憤っているというのに、スポーツマンシップの鏡ですな。

ボクシング関係者の怒りと疑念のコメント

浜田剛史(元WBC世界スーパーライト級王者)のコメント

採点にはびっくりした。エンダムは手数が多かったけど、村田はしっかりブロックしていた。

長谷川穂積(元世界3階級王者)のコメント

勝負に勝ち試合にも勝っていた。ただ、WBAの特別採点ルールに負けた。

特別採点ルールって良く解らない。要は手数重視の採点らしい。有効打はどうでも良いのか?

山中慎介(元WBCバンタム級王者)のコメント

ジャッジに対してショック。何を言ったらいいか分からない。村田はしっかりブロックして、自分の良さを出せていた。

竹原慎二(元ミドル級世界王者)のコメント

自分の採点では5ポイント、村田君が勝っていた。すごく残念。王座を取るならば、村田君だと思っていた。勝ちに等しい負けだと思う。もう一度チャンスがあれば。

たしかにもう一度チャンスが欲しい。まだまだ村田選手の試合が見たい。

WBAメンドサ会長は判定の誤りに対し、異例の謝罪

私の採点では、117‐110で村田の勝ち。
正しい判定を下させないスポーツに怒りと不満を覚える。
村田、帝拳プロモーション、日本のファンに謝りたい。

WBAの判定基準

  • 有効なクリーンヒット
  • 攻撃的(パンチの数)
  • 試合をコントロール
  • ディフェンス面

上記の要素を踏まえ、各ラウンドで10-9など必ず点差をつける。

今回の試合に関しては攻撃的(パンチの数)要素以外は村田の圧勝である。ならばWBAの試合は倒されようが、ブロックされようがジャブを打ちまくれば判定勝ちになるのか?そればプロのスポーツか?ちなみに手数に関しては村田225に対してエンダム464だった。

再戦の可能性は?

WBAメンドサ会長は判定の誤りを認め謝罪をしている。審判委員会の結論を経て再戦指令を求める正式通知が村田陣営に送付される見込みだ。

それに対して帝拳ジム本田会長は、採点の検証が行われる審判委員会においてエンダムを勝者としたジャッジ2人を処分することを条件にした。
「悪意に満ちた採点で、何もしないことは考えられない」と述べ、村田を“被害者”として、不可解な採点への適切な対応を求めている。
さらに「処分が出ないなら、再戦は選択肢の1つにも入らない」と強い口調で言った。

今回の勝者エンダムは、次戦は指名試合となりミドル級4位のブラント(米国)が対象だが、メンドサ会長は「ブラントも判定がおかしいと怒っている。再戦の勝者と戦うことを条件に待つと言ってくれている」という。

ちなみに、村田には他の団体からのオファーが届いているそうだ。WBAの決断次第では他の団体のタイトル戦もありえる。今回は形式上は負けたが、村田の実力は間違いなく証明された。WBC(世界ボクシング評議会)、WBO(世界ボクシング機構)の各会長から直々に参戦要請があり、世界再挑戦への選択肢は豊富な状況だそうだ。

日本人ボクサーは軽量級ではたくさんのチャンピオンがいるが、ミドル級以上の日本人チャンピオンは竹原慎二だけしかいない。一発で仕留めるパワーと軽量級にも劣らないスピードが同居する迫力あるこの階級でぜひ日本人チャンピオンが誕生する瞬間が見てみたい。実力も選択肢も十分にある村田選手にはぜひこれからも頑張ってほしい。

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